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コンセプト 

「ひとり」の存在に気づく

学生団体S.A.L.が国際問題への理解を深め、啓発することを目的に活動を始めてから、12年が経過しました。長期休暇にはスタディーツアーを実施し、社会問題の渦中にいる人にお話を伺ってきました。

その中で気付かされるのは、「社会問題は個人によって経験される」ということでした。そこに暮らすのは、「難民」や「被災者」ではなく、ひとりの人だということが、わかりやすい情報の中では見えにくくなってしまっています。

 

「あたりまえ」のあやうさに目を向ける

私たちが社会と向き合う上では、自分たちにとっての「あたりまえ」によって生み出された固定観念から逃れられません。そのため、他の「あたりまえ」に気づき、他者と固定観念によらずに向き合おうとし続けなければなりません。

このとき、「対話」が有効な手段となるでしょう。察することがよしとされる日本には、対話の経験が少ないと言われます。本イベントでは、まず対話の「場」を醸成し、参加者にその「経験」を提供することを目指します。

 

「対話を通して、枠組みを捉え直す」

他者との関わり合いの中に生きている私たちは、互いに影響し合う一方で、互いを完全に理解することは叶いません。そのとき、他者をリアルに想像しようとするには、絶えず問いかけ、返答を得ようとすることで、自らの勘違いに気付こうとする必要があります。自分が抱いてしまった勘違い=枠組みを他者に近づけていくこと、すなわち「関わり合おう」とすることが、ここでいう「対話」なのです。

新型コロナウイルス感染症が社会問題となっているいま、これまで見えていなかった「分断」が姿を表しています。「ひとの立場に立って考える」ことが欠如した社会で、自分にとっての「あたりまえ」を問い直していくことこそが重要であると考えます。