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S.A.L.2024年度イベント「交差点」関係者インタビュー #1

執筆者の写真: S.A.L. 広報局S.A.L. 広報局

更新日:1月6日

【SHIBAURAHOUSEスタッフ ハッチさん】


学生団体S.A.L.2024年度イベント「交差点」関係者インタビュー第一弾。

今回お話を伺ったのは、港区のコミュニティスペース「SHIBAURAHAUSE」のスタッフ、はっち(堀晴菜)さん。若くして文化事業に携わる理由や今後のキャリアについてお話いただきました。


イベント内講演会にてご登壇いただきました。


Q1. SHIBAURA HOUSEでの文化事業について教えてください


説明するのがすごく難しいんですけど、まずSHIBAURAHOUSEはオフィス兼コミュニティスペースで、地域にも開放しています。フリースペース、コワーキングスペース、レンタルスペースとして貸し出ししたりしている感じですね。あとはプラスアルファとして文化事業を行っていて、大きく分けて3つプロジェクトがあります。


1つは港区の行政と一緒にやってるプロジェクト。これは水辺のサーキュララボっていうプロジェクトなんですけど、芝浦は運河がたくさんあるので、運河を取り巻く環境のことをテーマにしながら、どういう風に運河沿いを活用していくかとか、地域のコミュニティを作っていくかとか、環境問題って言ったらちょっと大げさだけど、地域の環境のためにどういうことができるか、みたいなところを学びながら楽しく活動しています。


2つ目がオランダ大使館と一緒にやっているプロジェクトで、これも毎年活動内容は変わってくるんですけど、今までだとオランダで活動、されているアーティストや活動家の方を招待して、SHIBAURAHOUSEでのイベントをはじめとするコラボレーションを行っています。そして3つ目が私が担当している台湾のプロジェクトになります。台湾とSHIBAURAHOUSEは10年くらい関わりがあって、10年目を迎えた去年に、深く、長期的に活動していきたいってなって。これまでは単発のプロジェクトやイベントで終わってしまっていたので。


どのプロジェクトも、社会課題や環境課題をテーマにしています。


Q2. SHIBAURA HOUSEで働くことになった経緯を教えていただけますか?


私は新卒でここに入りました。特にかっこいい理由はないんですけど、大学3年の時にコロナにが流行って。どこで大学生活を振り返った時に、これやりましたって言える、ことがありませんでした。だから、なんか就活するにも材料がなかったので、みんなが就活をする3年の春には全く就活をしてませんでした。で、卒業制作をしていた大学4年の時に、たまたま所属していたゼミの隣の研究室の先生からここを紹介してもらいました。

私はデザイナーって、すっごく暗いところでずっと仕事してて、朝から夜遅くまで太陽に当たらずに仕事をしているみたいなイメージを抱いていたんですけど。でもここに来たらめちゃくちゃ太陽差し込んでるし、雰囲気とかも含めて1人1人 の個性とか、自分らしく入れる感じがなんとなくしました。全てはなんかそこかなって感じです。もちろん事業内容とかも興味があったし、面白いなって思ったけど、私にとっては「自分らしく入れること」がすごい重要だったので、ここで働いてみたいって思いました。


あとはここで働くようになってから、企画とか人を繋げるコミュニティデザインの面白さを知りました。デザイン学部の中でもプロデュースのデザインを勉強していて企画とかもやってはいたんですが、それをどうやって活かすのかイメージがついていなくて。そういう状態で勉強してたから、ここに来てからこれってこういう活かし方があるんだとか、自分の仕事が社会の役に立って意味や価値を生み出せるんだみたいなところを実践を通して学んでいます。


Q3.港区は私達も大学のキャンパスがあり馴染みのある地域ですが、同時に人の関係性がとても希薄なエリアだと日々感じています。コミュニティの事業について、詳しく教えていただけますか?


まずSHIBAURA HOUSEを開放した理由として、この(芝浦)のエリアにコミュニティスペースやコミュニティが少ないのに人は増えている、という背景があります。そこに対してはアプローチできている実感はあるし、子ども食堂が毎週開かれていてそこがお母さんや子供達をつなぐ場所になっていたりします。

今は空間としてもコミュニティがないけど、多くの人が時間にも追われてるから、 繋がる時間もない。だから私達も空間を提供するだけでは意味がなくて、何かそこにプラスアルファで引っかかるもの、食べ物なりキーパーソンなりイベントなりを提示しながら、それぞれが興味のある時、来たい時に来てもらう形で運営しています。

 私たちの子供食堂は食事を提供することはあくまでサブで、ここに来て、ほっとするとか、ゆっくりすることの方が重要だし、人同士が繋がったり、悩んでることを打ち明けられる場所であったりとか、 そういう場所でありたいと思っています。



【SHIBAURA HOUSE】



SHIBAURA HOUSEは東京都港区・芝浦にある、社屋兼コミュニティスペースです。会社の創立自体は1952年ですが(旧・広告製版社)、2011年、社屋の建て替えを機に、SHIBAURA HOUSEとしてリニューアル。「芝浦にある、ひとつの家」というコンセプトです。


ここは近所に暮らすこどもたちをはじめ、会社員、そして海外のビジターも集まるオープンなスペースとして運営しています。また、料理や英会話のクラスから国内外のゲストを招いたレクチャーまで、年間100回をこえる文化的プログラムも実施してきました。とくに1Fは誰でも無料で出入りができる、公園のような場として開放。ランチタイムには近所の人々で賑わう光景をみることができます。

(※HPより抜粋)



\\フルインタビューはSALラジオにて公開中//



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