​過去の作品

この国と私

13年前、迫害から逃れて日本にやってきた一人のクルド人男性。しかし彼を待ち受けていたのは予想だにしない出来事の連続であった。 近年注目が高まる入管問題。移民国家になりつつあるこの国はいかなる矛盾を孕んでいるのか。私達は問題の渦中に生きる一人の男性にカメラを向けた。

Passage of the wind

地中海のリゾート地、ランペドゥーザ島。欧州への難民の玄関口としても知られ、政治的な言葉で語られることも多い。人の出入りが激しいこの島で、ペンションを経営する一人の女性は、何を想い、日々暮らすのか。彼女の日常を通して、コロナの時代の「よそ者」との関係性を考える。

クジラと在る未来

原始的なクジラ漁が400 年以上続く、インドネシアの漁村・ラマレラ村。 人口2000 人ほどの小さな村が、度々世界から注目を集めてきた。彼らは何故、クジラに挑み続けるのか。彼らにとってクジラとはどんな存在なのか。 日本で商業捕鯨が再開された今、国際社会で繰り広げられる捕鯨論争を見つめなおす。

The Last Man

20年前、紛争が起こった旧ユーゴスラビア。 今、この地には平和な日常が広がり、紛争から立ち直ったように感じる。しかし、ここに住む人々の心には、未だ癒えぬ傷跡があった。セルビア人とアルバニア人、彼らの戦争はまだ終わっていない。

隣あわせ

主人公の男子大学生は、夜な夜な隣人のギターの騒音に悩まされていた。ある日、彼は隣に住んでいるのが中国人で在ると知る…。 ショートドラマを通して、私たちの無意識の差別を問う。

Out of The Blue

世界各地で長い間恐れられ、差別の対象になってきたハンセン病。 ​ネパールの穏やかな村で育ったガネーシャは12歳の頃にハンセン病を患い、ひとり故郷を離れインドで物乞いをする。35年ぶりに故郷に帰る時、彼は何を思うのか。

この土地で母になる

彼女の名前は長谷川留理華。 ミャンマーで生まれた彼女は、少数民族であるがゆえに故郷を追われ、日本で生きることを決意した。​2つの国の間で、「居場所」を求め彷徨ってきた彼女が、日本で母となり、この土地で生きることを決めたのは何故なのか。

from Lesvos

2015年に多くの難民が押し寄せた、ギリシャのレスボス島。 いまだに変わらない状況にありながらもそこに立ち向かう島民や難民の姿を描き、今世界が忘れようとしている問題をレスボス島から問いかける。

音なき潮騒

福島第一原子力発電所から20km圏内、福島県南相馬市小高区。そこに住む神主・西山典友さんの生活にスポットを当てたドキュメンタリー。2011年、東日本大震災に伴う原子力発電所の事故により、帰還困難区域に指定され、小高区の住民は強制避難を余儀なくされた。避難解除後も家に戻らぬ人が多い中、西山さんは小高に戻ってくる。古来から自然と深い関わりを持ち、600年以上の時の中で受け継がれてきた日鷲神社。この町がどんな状態になろうとも、この神社に居続け、守り続ける堅い意思が西山さんにはあった。西山さんのその堅い意思の理由、そして、彼の経験が、現代に生きる我々に問いかけるものとは。原子力発電所事故以来、「悲しみ」の場所として伝えられることが多かった”福島”。一人の神主の生活を通してみると、そこに新たな"福島"が見えてくる。津波、原発、そして、神社。関係ないように思えるものが次第にひとつにつながっていく。