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連載「文豪を辿る」

23号特設ページ 

​太宰治の出生地青森へ

​編集長ななこと後輩あいしゃの二人旅。

朝9時に東京駅を出発。

まずは新青森駅へ。東京駅で腹ごしらえに

シュウマイ弁当を買う。

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​正午。新青森駅到着。弘前駅へ向かう。

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新青森駅でMERRELLの靴を履く海外からの旅人を発見。

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車窓から黄金色の稲穂たちが見える。

この風景を太宰も見ていたのだろうか。

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​千葉県のおみやげ、落花生クッキーをわけてくれるあいしゃ

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​弘前駅到着。りんごのモチーフがたくさんある駅。

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弘前駅から車を借りる。車で約3分。

​到着したのは太宰治まなびの家。

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紅葉の美しい太宰治まなびの家。

​実際に家の中に入ろうと扉を開けると、そこには、、、、

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二人ともびっくり。

一回、見なかったことにして扉を閉めて外に。

​心の準備をして、もう一度太宰まなびの家に入る。

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太宰治まなびの家は太宰が昭和2年4月から5年3月までの旧制高校時代を過ごした家。藤田家は津島家の親戚筋にあたり、修治が暮らした部屋や使用した机などがそのまま残されている。

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​飾られた落書きたち。

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​しっかり読み込むあいしゃ

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​スタンプを押せる。

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​2階へ

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弘前市立郷土文学館へ。

ねぶたの山車など、弘前の文化に触れることができる。

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​太宰についての展示も。

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稀代の鬱作家として名を馳せる​太宰。

文学館ではじめて、彼が表情豊かで優しそうな表情をたくさん見せる人物なのだと知る。

「太宰治 百面相」なんて、とても素敵だ。

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弘前市立郷土文学館には旧図書館が残っている。

お城のような凝ったデザインでとてもかわいらしい。

配色も赤と緑でりんごみたいだ。

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このすぐ横にミニチュア建造物がたくさん建てられている。

​写真を撮ると楽しい。おすすめスポット。

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旧図書館のミニチュアも。

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太宰治の生まれ故郷、金木町を目指す。

​弘前から車で約1時間。

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金木町に到着。

​まずは斜陽館を訪れる。

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かの有名な斜陽館に心が躍る。

思わずシャッターをたくさんきってしまった。

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なんとローブを着て大きな万年筆を持ち、太宰の名言と写真を撮ることができる。

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太宰治記念館「斜陽館」は、太宰が生まれる2年前の1907年に父・津島源右衛門によって建てられた豪邸だ。青森ひばが使用され重厚感がある。国の重要文化財建造物に指定され、明治期の木造建築物としても貴重な建物だ。
太宰はここで生まれ育ち、家の商売や自らの立場を感じたとされる。親代わりの叔母きえ、子守のタケとの出逢いと別れを経験し、成長した。 1階の蔵を利用した資料展示室には、太宰が生前着用していたマントや執筆用具、直筆原稿、書簡などのほか、初版本や外国語の翻訳本も展示されている。

斜陽館は幼少期の太宰に出逢える貴重な場所であり、太宰作品にちりばめられた、さまざまな場面を回想することができる。

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​太宰の裕福な生まれを実感する、金の仏壇。

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​2階へ

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お洒落な家具ばかりで感嘆してしまう。

2階は1階のような日本らしい印象の部屋だけではない。

洋風な趣の家具や壁紙、照明など贅を凝らされた部屋がある。

話し合いで用いられるであろう談話室も。

政治家でもある​太宰の父の社会的地位の高さが伝わってきた。

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​金の屏風もある。

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和室の壁紙も落ち着いた緑色。

落ち着く空間、内装にセンスの光る部屋ばかりである。

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斜陽館をまだ見たいという気持ちに後ろ髪をひかれながらも

17時に閉館してしまう太宰治疎開の家を目指す。

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16時45分、太宰治疎開の家に到着。

まだ開いているはずなのに、閉まっている。

あいしゃとななこ絶望。リベンジを誓う。

日帰りで1日全て使えばまわり切れるだろうという

見切り発車であったこの太宰を辿る旅。

目的地を絞り、ほとんどの場所をおとずれることができた。

最後は閉館時間に負けてしまったが、

とても充実した楽しい旅であった。

ぜひゆっくり時間をかけて

青森の地で太宰と向き合ってほしい。

​彼の小説を一冊かばんに入れてこの旅にでれば、

もう、それは最高の旅になるに違いない。

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太宰治疎開の家が閉まっていたので有名な観光地赤い屋根の駅舎を訪れた。桜が咲く季節にはとても美しい風景が広がる。

​私たちが訪れた11月上旬は、ものがなしい雰囲気であった。

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まるで心霊スポット。廃駅のようである。

​実はあいしゃが撮った写真の中にオーブが写りこんでいた。

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ななこあいしゃの二人旅。

このあと、21時30分発の夜行バスで東京まで帰った。

次の日あいしゃは3限に、ななこは2限に出席するという

恐ろしい体力を二人とも見せつけた。

​ぜひ、日帰りではなくて時間を確保して泊まりでもっとたくさん太宰のゆかりの地を巡ってみてほしい。

もちろん、日帰り弾丸旅行も楽しい。その時には私たちの旅程が参考になれば幸いだ。

あなたも青森の地へ。太宰の人生を辿って。

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