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vol. 23
浮き橋の向こうで
「もう少しだけ」
さっきまで見ていた夢の続きが見たくて、わざと二度寝する。
快適な微睡みの中をいつも満たしている何か。
でも、再び夢から覚めると手触りがあった「何か」は昼過ぎにはたいてい思い出せなくなる。
夢で私を満たしていた「何か」を現の自分は明確に定義できない。
日常に戻ってきたとき、旅の中で私を満たしていたものもするりと手から抜け落ちる。
忘れていた何かを思い出すためにまた私たちは旅に出る。でも帰るたびにまた失う。
いつか「何か」を言葉にできるときは来るのだろうか。
旅人たちはゆめとうつつを今日も行き交う。
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ABOUT BACKPACKER
BACKPACKERは「旅に出たくなる」フリーマガジンを制作するプロジェクトです。
コンセプトとして、以下の二つを掲げています。
「開いたら、そこは、旅。」
「旅」とは未知の世界へ自分の足で飛び出すこと、だと私たちは考えます。見知らぬ国 で目の当たりにする風景は、感情を揺さぶる印象深いものです。出会った人々や景色、 そして様々な困難は生々しい感触を伴い、旅人ひとりひとりの心に刻まれます。それは 日本で記号的な情報を受容するよりもはるかに衝撃的で直感的な体験だと考えます。旅先の写真や文章を一冊にまとめることで、弊誌を開いた皆さまに私たちの旅の断片をお届けします。
「旅を通して社会問題を知る」
旅を単なる楽しい思い出として経験するのではなく、「世界を深く認識する手段」とし ても捉えてほしいと私たちは考えます。報道からは見えない、その地に生きる人々の営みに迫り、それらの背後に見え隠れする社会問題にも着目してほしい。自身の旅の経験を通して世界への視野を広げていってほしい。国際問題啓発団体である S.A.L. の中の制作物 BACKPACKER として、このような思いが弊誌の根幹を成しています。
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