豊かな人間関係をもって
生きられる社会をつくる
自己満足でやる行動はそれを受ける側の方からすれば迷惑でしかありません。できるだけ彼ら・彼女らと対話し、さまざまなことを現場で学び、常に自己批判的に考えることで意味がある行動になるはずです。
一学生の行動ではなかなか社会は変えられませんが、少しでもできることから始めていき、少しでも多くの方々が明日生きることの不安を感じることなく、豊かな人間関係をもって生きられる社会をつくるために、行動しています。
国内の貧困問題に食を通してアプローチを
世界を見渡すと様々な社会問題があります。貧困問題、難民問題、環境問題。私達学生が全ての社会問題に関わり続けることはもちろんできません。しかし社会問題は全て繋がっていると考えています。まずは国内の身近な社会問題に対して見て見ぬふりをしない。ホームレス問題と子どもの心の貧困という2つの課題に着目し我々は食の提供を通して人に寄り添う支援を行っていきます。
日本における現状
東京や神奈川にお住まいの方であれば、新宿などで路上生活をされている方々を目にされたことがある方もいらっしゃると思います。
東京オリンピック前のいわゆる「首都浄化」を名目に、さまざまな理由から夜を路上で過ごさなければならない方々の中心的な居場所である公園などから雨風を凌ぐためのテントを撤去し、見た目には「ホームレスは少ない」という状態が当局によって作られました。
しかし、それを行なったとしても路上生活をされている方々が減るわけではありません。居場所を失い、その土地に根付いたさまざまな社会関係資本にも影響が出るはずです。
世界的にみて治安がよく、経済的に豊かだと言われている日本に住んでいる方でも、幼い頃から路上生活をされている方々を見て見ぬふりをしてきた過去があると思います。
そのような過去を忘れられず、「小さなことからでも何かをしなければならない」という想いをもった同志たちが、このプロジェクトで活動しています。