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【あじさいプロジェクト】第四回勉強会『東日本大震災から10年を考える』


“国内問題を自分事に”をコンセプトにしているあじさいプロジェクトでは、国内問題について考える勉強会を開催している。5月の勉強会のテーマは「東日本大震災から10年を考える」だった。




1.東日本大震災とは


2016年8月、大川小学校で撮影。©塚原千智


東日本大震災とは「東北地方太平洋沖地震による災害及びこれに伴う原子力発電所事故による災害」のことだ。勉強会では、その基本情報から振り返った。


2011年3月11日14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震のマグニチュードは、9.0。これは、日本国内観測史上最大規模で、アメリカ地質調査所(USGS)の情報によれば1900年以降、世界でも4番目の規模の地震だった。本震では、宮城県北部の栗原市で最大震度7が観測された。



東日本大震災の震度。日本列島を大きな揺れが襲った。

(出典: http://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h23/63/special_01.html



2021年3月時点で確認された死者と行方不明者は1万8425人、また、避難生活などで亡くなった「震災関連死」は3700人以上だ。「関連死」を含めた死者と行方不明者は2万2200人にのぼる。(NHK調べ:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210310/k10012907171000.html


あじさいプロジェクトは、福島県を中心に活動してきたプロジェクトだ。今回の勉強会には、1年生も多く参加してくれたので、帰還困難区域(放射線量が非常に高いレベルにあることから、バリケードなど物理的な防護措置を実施し、避難を求めている区域)についても、写真を用いながら説明した。





2019年10月、あじさいプロジェクトのメンバーとして初めて福島県富岡町に足を運んだ際に撮影した写真。春には「桜のトンネル」となることで有名だ。2020年3月、富岡町にあるJR夜ノ森駅と、周辺の町道と県道のおよそ1.1kmの避難指示が解除され、立入ができるようになった。©塚原千智



2.知っておきたい!災害の知識


第2部では、災害の知識を問うクイズを出題。以下に設問を1つ抜粋したので、ぜひ考えてみてほしい。



Q 5月20日に改正された「災害対策基本法」で廃止されたのは、次のうちどっち?

①避難指示

②避難勧告


➛正解は、②の避難勧告。



引用元:内閣府(防災担当)・消防庁HP(http://www.bousai.go.jp/oukyu/hinanjouhou/r3_hinanjouhou_guideline/ )



3.教訓を未来へ


最後に震災遺構保存における課題や防災の意味について、皆で話し合った。


震災遺構保存における課題としては、以下のようなものが考えられる。


●風化:雨ざらし・風が吹きつける

●維持管理費:国の支援制度なし

●災害復興寄付金の件数・総額の減少: 4億円→1700万円(陸前高田)

●来館者の減少

●かさ上げ・高台移転

(参考:https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG196GE0Z10C21A2000000/





岩手県陸前高田市の震災遺構の一つである「奇跡の一本松」©塚原千智




今日で東日本大震災から10年と半年を迎えた。

0才だった赤ちゃんは、10才に。

10才だった私たちは、20才に。


今後、震災を知らない世代がもっと増えてくるだろう。


でも災害はまた必ずやってくる。


だからこそ、東日本大震災の教訓から学ぶことが重要ではないだろうか。


私たち、あじさいプロジェクトは、福島県大熊町での聞き書き活動に取り組んできた。

震災前の街並みや震災当時の記憶を未来の世代につないでいくために、これからも活動に取り組みたい。





※6,7月は新入生歓迎会と説明会を実施しました。8月は、「オリンピック」をテーマに勉強会を行いました。後日レポートをアップします。

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