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【HearToプロジェクト】#16『エシカル消費から考える私たちにできる社会貢献とは | 自分のクローゼットを大切にして欲しいと語る、三和さんの今後のビジョンに迫る』

更新日:11月18日

 この企画では、社会問題に取り組み活躍されているZ世代の方々にお話を聞き、読者の皆さんが社会問題に対して新たな一歩を踏み出すことができるようなエッセンスを探っていく。

今回インタビューを受けていただいた方は、前回に引き続き、服を売らないアパレショップenergy closetを経営する三和沙友里さん




 前回の記事では、三和さんのご活動をビジネスという観点でクローズアップした。そこでは三和さんが起業時に持っていた成功のイメージや、実際の業務時に意識されていることなどについて伺った。


今回の記事では、エシカルファッションに対して私たちにできることやenergy closetの今後の展望、さらに将来に迷っている大学生へのアドバイスについて、三和さんのお考えを紐解いていきたい。


【「自分のクローゼットを大切に」エシカルファッションに関して、私たちにできること


そもそもSDGsや「サステナブル」、「エシカル」といった言葉が社会的な認知・注目を得たのはここ数年のことである。読者の中にも、「エシカルファッション」という言葉を初めて聞いた方や、それに対してハードルの高さを感じている方も多いだろう。そのような方々も含めて、エシカルファッションに関して私たちにできることとは何だろうか。



「エシカルファッションに関して、『地球のためにやる』というのは、地球のためにやりたい・そういう風に考えたいという方であればそれで全然良いと思います」


「けれどそうではない方々にも、自分の服を楽しんだり毎日服を着る時に少しでも豊かさを感じたりするために、お洋服のことをもう一度考え直してみる機会を作ってもらいたいと考えています」


「実際に活動の中でも『エシカルの方が良いから』、『サステナブルの方が良いから』と思ってもらうよりも、服を捨てないという考えを持った方がファッションを楽しめると感じてもらえるような見せ方をしています」


「『エシカルファッションをしよう』というより、みんなにそれぞれのクローゼットを大切にして欲しいです」



【「服を大切にしたい方々の居場所に」今後の展望について


エシカルを意識するのではなく、自分自身のクローゼットを大切にして欲しいと語った三和さん。そのような理念のもと展開されてきたenergy closetやそのポップアップストア型イベントCLOSETtoCLOSETの今後に関して、どのような展望を持たれているのだろうか。



――energy closetやCLOSETtoCLOSETの今後の展望についてお聞かせください。


「私と同じように服を大切にしたい方々の居場所にしていきたいと考えています。『本当はもっと服を大切にしたいのに』とモヤモヤを抱えている方々にちゃんと出会って居場所を提供したいです」


「そのためには私のブランドが見つからなかったら意味がありません。服を大切にしたい方々にリーチできるように、SNSの発信を頑張ったりCLOSETtoCLOSETの開催場所を東京以外に拡大したりすることなどを考えています」



――現在のご活動の他にもさらに展開していきたいと考えられていることはありますか。


「CLOSETtoCLOSETで集まるお洋服の中で、そのまま着られるものと手を加えなければならないものがあります。手を加えなければならないものはアーティストの方々と一緒にリメイクしているのですが、そうしたメイクのお洋服を届ける市場がまだあまりないと感じています」


「なので、そうしたリメイクのお洋服をより多くの方々に届ける仕組みを考えるため、アーティストの方々と共に試行錯誤しています」


ここまでのお話の中で、三和さんの考える、私たち一人ひとりにできることとenergy closetの今後の展望について見てきた。

最後に、将来に迷っている大学生に向けて三和さんが伝えたいメッセージについてお伺いした。


【将来に迷う大学生へ、三和さんからのアドバイス】


「自分の人生を決めるにあたって、自分が好きだと思えるものに出会うための努力は絶対に必要だと思います。それを、大学生という時間がある時期から早めにやれば、その先がより楽しくなるのではないかなと思います」


「また、やりたいことがある方に関していえば、やりたいことだからこそ理想を描いてしまいがちです。だけど、例えばお客さんを大勢増やしたいだとか有名になりたいだとかは、最後に達成できることではないでしょうか」


「だから、最初は友達だけでの範囲などでも良いので、とにかくできるだけ小さいゴールを決めて達成していくことが重要だと思っています。小さな一歩から踏み出していって欲しいです」

 今回の記事では、新しいアパレル形態を考案しビジネスの場で活躍されているZ世代起業家三和沙友里さんに、私たちにできる社会貢献の形とenergy closetの今後の展望、将来に悩む大学生へのアドバイスについてお話を伺った。


 中でも自分のクローゼットを大切にすることや自分の「好き」を見つけること、小さな一歩を踏み出してみることといったお話は、エシカルや将来に悩む読者の皆さんにとって今後を考えていく上で手助けとなり得るものだったのではないだろうか。


 最後に、「服を大切にしたい方々にリーチできるように」とおっしゃっていた三和さんのお言葉通り、energy closet並びにCLOSETtoCLOSETについて、微力ながら当記事でも告知・宣伝し、三回にわたる連載を締めくくりたい。






・CLOSETtoCLOSET開催要項:第一日曜日開催、要事前予約(チケット代3,000円)

 詳細は以下のSNS、ホームページから閲覧できます。

・energy closet インスタグラム公式アカウント:@__enecro

・CLOSETtoCLOSET公式ホームページ

【インタビュイー:三和沙友里さん】

要らなくなった服を新たな服と交換する、服を売らないアパレルショップであるenergy closetを経営する。毎月第一日曜日に都内でCLOSETtoCLOSETというポップアップストアを開催している。




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